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自転車におけるスポーク外傷 [整形外科&スポーツ医科学]

最近、『スポーク外傷』が増加しているそうです。
自転車の後ろに乗っている人が、車輪のスポークに踵や足を巻き込まれるというこの外傷。
整形外科医には有名なケガですが、一般の方には馴染みのない言葉かもしれません…
詳細は、下記にある国民生活センターのHPを御覧ください。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160818_1.html


基本的に自転車の2人乗りが許されているのは6歳までですので、
当然受傷者の半分以上は6歳以下の幼児ということになります。
受傷機転から、創は大きくえぐれるような傷やフラップ状の傷になりがちであり、
各種薬剤や外固定、免荷といった色々な引き出しを使いながら治療するにも関わらず、
踵まわりの血流が比較的悪いことと相まって、創治癒に難渋することが多いです。


予防としては、やはり車輪をガードする各種器具(幼児用座席、ドレスガード)を使うことや、
子供を自転車後席に載せる際にはサンダルではなく、靴を履かせるというような、
皮膚の露出を避ける工夫なども必要です。
あとは、子供に乗車姿勢をしっかりと指導することなども当然重要になってきます


この外傷を周知し、しっかりと予防をしてほしいと思い、この記事を書きました。
医者としては、外来で泣きながら処置を受ける小さなお子さんに接するのはもちろんのこと、
申し訳なさそうに子供の治療を見ている親御さんを見るのも切ないことですので…(x_x;)


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ながぬまゆうた

ACLを体験したお医者様しかもスキーレーサーのブログ興味津々です。
僕は高原骨折と内側靭帯の座が外れました。抜釘手術後に傷が開き一時は可動域が60度という時もありました。自分の難渋を分析して癒着に着目し癒着治療に時間とお金をかけなんとかゲレンデに立つまでになりました。
お時間あれば覗いてみてくださいませ。
by ながぬまゆうた (2016-11-28 13:16) 

simimasa

コメントありがとうございます。高原骨折+MCL損傷は、まさに癒着との戦いで治療成績や競技パフォーマンスが決まってしまいますね…
ただ、自分の患者にも同じ怪我からアルペンスキーに復帰し、IHやファーイーストで表彰台に乗っている選手がいます。焦らずがんばって下さい。

by simimasa (2016-11-30 21:44) 

ながぬまゆうた

お返事ありがとうございました。
励みになります。
年明けにはゲートTR
3月には草レースにでも出たいなと目論んでおります。またお勉強がてら寄らせてもらいます^_^
by ながぬまゆうた (2016-12-01 17:36) 

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