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2017年03月| 2017年04月 |- ブログトップ

商品価値を高める [病院&医者の話]

僕は基本的に、雇われる立場として医師の業務に従事しております。
研修医を経て専門医を取得し、専門的な診療における指導できる立場まで経験していますが、
医局にいた時には労働の「質」に対する対価が、正しく評価されていませんでした。
国公立の施設、特に大学病院ではその対価は低く、私立病院に行けば対価は上がるという構図。


その乖離が嫌になったというのも、10年目で医局を辞する決断をした要因の1つですね。
退局後に所属した施設は、自分の医者としての実力、集客力を高く評価してくれており、
現在の待遇には満足どころか、むしろ感謝の念しかありません。
そして、就職活動をしていた際に、雇う側の話を聞いて感じたことは、
「医局人事は雇用面で安定はしているものの、自分の価値を強く主張できない」
と、いうこと。


国公立の施設に勤務するのであれば、収入や労働時間は自治体や国の決まりに準ずるので、
自分の価値に対する評価が高かろうと低かろうと、同じような評価になるのは当然ですが…
医局に所属しているうちは、仮に私立病院で勤務することになったとしても、
前任者や他科Dr.の給与体系を参考に、卒業年数を加味して給与が決まることが多く、
とにかく横並びに近い?評価となります。
その一方、医局人事に属しているのであれば、勤務態度や医師力、人間力、売上に難があっても、
必ず勤務先は確保してもらえるという利点もあります。
本当に自分を高く評価してもらおうと思うのであれば、
臨床や研究、資格など様々な分野において自分に付加価値をしっかり付けて、
施設側が「買いたい(ウチで働いてもらいたい)」人材になるしかありません。
医局に属している間も、他の医局員との競争で希望する職場への配属が決まりますので、
その競争に勝てるだけの能力を持つということが重要になります。


個人的な意見ですが…
もし、医師が弁護士のように、その雇用が不安定になるような時期が来るのであれば、
その評価・報酬・雇用は医局ローテーターからまず崩れていくと思います。
回ってくる医師の価値にばらつきがあったり、似たような価値の医師しか来ないのであれば、
コストダウンや価格競争が生まれ、雇用主が強い立場になるというのは、
市場原理として当然のことですから。
環境の良い病院は優秀な人材を求め、医局側もそれに対応せざるを得ないということになっていき、
結果として、若手や能力的に厳しい医師は、厳しい環境の病院への人事が増えるかもしれません。
結論として、医師力を高めることが、高評価と安定の両取りになるんだろうな、と。


その時に、しっかりと患者を治すのはもちろんのこと、
それに加えて患者を集められ、売上を出せる医者であれるかどうかによって、
自分が満足できる労働環境に居座ることができるのかが決まると思いますし、
僕は、あと15年くらいでそういった競争が始まるとふんでいます。
あとは、長く医師をやるつもりであれば、年齢を経たときの働き方も考えなくてはなりません。
僕の年齢だと、今の実力を高めることは当然やるべきことなのですが…
冷静に考えると自分の一番のストロングポイントは手術です。
50代後半になって、若い世代とその分野で勝負することができるかな?
と、考えるとちょっと難しそうですので、
超音波(エコー)技術や血管内治療、再生医療、スポーツ現場でのスキルなど、
それに変わるものも身につけておかなくてはならないな〜、と、悩んでおります。


株式売買や不動産、サイドビジネスなどによる副収入を確保するというのも大切ですが、
いろんな整形外科ブログでこのあたりの話をしているドクターたちは、
まず大前提として…医療レベルもかなり高いですから!
仕事を減らしたい、または、自分の評価が下がったときに備えて、
副収入を確保しておくという考えは、ちょっと筋が違います。
過酷である医師の仕事を、できるだけストレスが少ない、良い環境で行うことで、
自分が提供する医療・サービスの質を高めるというのが本質ですよね。


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開幕6連敗を経験して [ザスパクサツ群馬]

さて、先週末で第6節を終え、全42節のうち1/7を消化したJ2リーグ。
うちのチームは、0勝6敗の勝ち点ゼロで、最下位となっております(#+_+)
4〜5連敗はシーズンに1〜2回経験しているので、まぁまぁ堪えられますが、
6連敗、しかも開幕からだと、気持ちが落ちているのは否めません。


毎回、敗戦がこんだときのブログは書くことが決まっていて、
・気持ちを落としてもしょうがないので、前を向こう
・自分の仕事を愚直にやり続けることくらいしかできないから、それを頑張ろう
って感じの綺麗事を吐露するという形に落ち着きますが、
チームと関わる年月が長くなりその程度もディープになってくると、

「どんな形でも、どんな過程でも良いから、なんとか勝ち点をもぎ取りたい」

と、いう本能的な?感情が少しずつ強くなってきています。
メディカルスタッフは特に、常に冷静でものごとを俯瞰する立場であることが求められますので、
ちょっとこういう気持ちになるのもどうなのかな?と、思いますが、
スポーツの世界に生きている人間として考えると、
そういった気持ちが出てくるというのは、ある意味正常進化なのかな??とも思います。


今度、他のDr.達とお話する機会がある時に、ぜひ聞いてみようと思いました(笑)


まぁ、そんなことを書きつつ、今日もトレーニングに行ってきました。
勝ちに飢える熱い感情と、医者としてのクールな気持ちを、うまく両立していきたいですね。
そして、この動画を見て元気出しましょう!

⇒ https://t.co/Jw8Px4NKe5

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医者は「夢を与える仕事」なのか? [病院&医者の話]

最近、てるみくらぶの計画的?経営破綻がありましたね。
もともと、旅行代理店という業種はインターネットによる宿泊確保が進むにつれ、
かなり厳しい業種でしたし、数年前から粉飾決算などもあったようなので、
倒産するべくして倒産したんだろうなぁ、というのはありますが・・・
代金を振り込んでいたお客さんは、楽しみにしていた旅行がお金とともに消えたのですから、
かなり辛い思いをしていることでしょう。


こうしてみると、旅行代理店っていうのは「夢を与える仕事」ですよね。
今の状況よりもプラスの状況を作り出すことができる業務ですから。
飲食やサービス業って、こういう感じの前向きなものが多い気がします。
でも、医者ってどうでしょうか?


少なくとも整形外科領域というのは、ケガや疾患による障害に困って来院されるのですから、
マイナスからのスタートで、100点の治療をしたとしても健常に戻るだけ。
いわゆる、原状復帰がゴールですから、なかなかプラスを生み出すことはできません。
アスリートとかで、「ケガをしてより強くなることができた」などという人もおりますが、
仮にケガの期間がなく、順調にトレーニングを積めていたのであれば、
ケガをして休んだ期間がなかったほうが、強くなっていたに決まっていますし(笑)


個人的には、産婦人科医だけは「夢を与える仕事」だと思いますね。
医者の中で、祝福の言葉をかけることができる回数が一番多い科ですし、
何しろ子供には無限の可能性がありますから。
ただ、期待されるものが多かったり、貴重なものであればあるほど
患者の望まざる結果であった時には…というストレスは多いでしょうね(>_<)


個人的には、医者というのは患者に夢を与えるものではなく、現実を伝える立場だと思っています。
若い患者さんが自分の仕事を見て、
「将来、医者になりたいな〜」
という気持ちにでもなるようなケースでもない限り、夢は与えられないのかな?と。
ってわけで、現実を客観的に評価し、現実と俯瞰的に向き合っている毎日を過ごしています。


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ドルトムントの選手バス爆破事件に思うこと [サッカー]

先日、とんでもない事件が起きてしまいました。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝を戦うべくスタジアム入りをしようとしていた、
ドルトムントの選手、スタッフを乗せたバスが爆破されたのです。
詳細は以下のニュースを参照して下さいませ。

⇒ http://web.gekisaka.jp/news/detail/?213575-213575-fl
⇒ http://web.gekisaka.jp/news/detail/?213664-213664-fl&cx_geki_related_num=1
⇒ http://web.gekisaka.jp/news/detail/?213673-213673-fl

過去に政治や宗教をターゲットにテロが起きることは多いですが、
比較的スポーツイベントをを対象にしたテロというのは、少なかった印象があります。
ミュンヘン五輪での大事件は有名ではあるかもしれませんが、
アトランタ五輪や2002年のチャンピオンズリーグ準決での爆弾テロ事件があったくらいで、
その他にはあまり記憶がありませんよね…
皆に愛されるスポーツや音楽というのは、比較的テロから遠い場所にいるという印象がありました。


しかし、最近ではフランス対ドイツの試合中にスタジアムが爆破されたり、
ボストンマラソンのゴール付近で爆弾テロがあるなど、スポーツも危険にさらされています。
いわゆる、ソフトターゲットを対象にしたテロが増えつつあるのは間違いありません。


今回、一番きつかったのはテロにあったドルトムントの選手、スタッフたちだと思います。
リアルに死の恐怖を感じる事件から、たった24時間程度で、
精神状態が通常の状況に戻ることはありえないでしょうからねぇ。
カレンダーがきつかったとしても、もう少し余裕を与えてあげてよかったのではないでしょうか。


また、サッカーに関わる人間としても、このような卑劣な事件を起こした犯行グループには、
憎しみの念を抱かずにはいられないですね。
スポーツが文化の一部として尊重されているヨーロッパであればなおさら、
こういった気持ちを持つ人間は非常に多いのではないかと思います。
そのエネルギーが事件の早期解決に繋がり、ドルトムントの選手/スタッフたちが、
なるべく早く精神的な安らぎを得ることができることを、心より祈っております。



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医師のアドバンテージ [病院&医者の話]

今日、こんなニュースを見ました。
「40歳 東大投手が登板 元麻酔科医」


自分と同い年かぁ…ってことで、自分とオーバーラップさせて読んでいたのですが、
まず、この歳でそれだけ野球やりたいと思うってこと自体がすごいですね!(笑)
そのモチベーションには驚かされます。
そして、麻酔科医という背景があるから、経済的にもある程度余裕があり、
こういったチャレンジができるのだろうな、とも感じました。


僕自身、仕事面での様々な変化を考えている所ではあるのですが、
その際、一番問題になるのは経済的な要素なんですよね。
やりたいことをやろうとする際に、経済的な問題でポシャってしまうというのはよくある話。
この方の場合には、少なくとも医師としてのアルバイトを続けられれば、
学費や生活費を捻出することは簡単でしょう。

医師というのは、都道府県程度のくくりで名が通る程度のスキルや実績があれば、
それだけで職には困らず、それなりの給与を得ることができるというアドバンテージがあります。
そこに有価証券や不動産、スモールビジネスといった「二の矢」があれば、
(本質としてはあまり良くないのですが)ある程度報酬に妥協してでも、
自分のやりたいことを選べるという環境にあるはずです。


この人がそれを意識しているかどうかはわかりませんが…
そういったアドバンテージを活かした生き方をしているということは間違いないですね。
自分のやりたいことを突き詰める、というのも1つの生き方ですので、楽しそうだと思います。



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背伸びをすることの大切さ [病院&医者の話]

先日、整形外科医5年目の若手Dr.と話す機会がありました。
将来的にスポーツ整形外科医を目指しており、修行中の身である彼から、
「スキルや経験を身につけるために、今までどういう事を心がけてきたのですか?」
という質問を受けました。


幾つかそういうポイントはあったのですが、一番意識してきたことは、
『自分の力より、上のステージで戦うこと』
でしたね。
もちろん、この戦略をとるにあたって、自分が標準的なスキル以上の能力を持っていることは、
最低の条件としてなくてはならない条件なんですけど(笑)
どんなに高い浅在能力を持っていたとしても、それ以上を望まない限りはそこで頭打ち。
頭打ちになったレベルが凡庸なものであれば、凡人としてしか評価されません。
って訳で、個人的には少しだけ背伸びをした環境で、無理めの目標を立て続けていました。


7年目で膝関節外科を専門とすることを決め、その研修を受ける関連病院を選んだときも、
10年目で、大学へ専門のトップとして戻ったときも、
その後、医局を出て主戦場とする病院を選んだときも、
周囲が客観的に自分を見た時に、
「あいつがあの立場であそこの病院にいて、大丈夫なの!?」
と、懐疑的な目で見る人が、そこそこの数いたんじゃないかと、というような選択肢。


そんなちょい背伸び的な環境で揉まれてた時が、最も効率的に自分の力を付けられましたね〜。
個人の経験から言うと、ぬるい環境で自分のスキルを伸ばすということが一番大変でした!
僕自身は自分に甘くなってしまいがちな傾向があるもので…(^_^;)


若いDr.に職場の選択肢が複数あるとしたなら、背伸びをするくらいの環境をオススメします。


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