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スポーツドクターは海外でも大変? [整形外科&スポーツ医科学]

今日は、JOSKAS(日本スポーツ・膝・関節鏡学会)で札幌に来ています。
初日の今日、ドイツからいらした先生が『Sports Medicine my personal experience』
という講演をされ、ドイツのオリンピックチームを預かる立場としての経験を話してくれました。


その中で、スポーツドクター(Physician)として必要な要素を紹介してくれたのですが、
全科的な知識と専門性、競技への理解、アンチドーピングの知識、チームとの時間共有など、
至極当たり前のものが並んでいたスライドのいちばん下に、
「Financial Independence」という文字が!Σ( ̄□ ̄;)


日本でスポーツフィジシャンとして活動するために、経済的自由の必要性を感じてましたが、
海外のドクターでも、スポーツでメシを食うためには環境を自分で整えなくてはならないんですね!
その後、会場でばったりお会いした際に、どんな資産形成をやっているかという話を聞いてみたら、
「不動産や保険(年金?)だけど、一番大切なのは『Save your money』」
だそうです。


…さすがドイツ人、堅実な人柄?お国柄??でした。


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脳しんとう時の気道確保 [整形外科&スポーツ医科学]

先週末のJ1リーグ戦 川崎vs広島でフリーキックが選手を直撃し、
選手が意識を失うという出来事がありました。
(FKの場面は3分過ぎから)




この時に重要なのは、気道の確保。
意識がない状態で仰向けに寝ていると、首周囲の筋肉の力が抜けて、
舌根〜舌部が落ちてしまい、気道を塞いでしまうため、
それを防ぐために、頭を反らして気道を確保する(頭部後屈挙上法)のです。
⇒ http://www.gt-health.jp/data/06firstaid/kido.html


ただ、今回のように強烈な外傷であったり、頸部に何らかの外傷が与えられた場合、
頚椎の問題も否定出来ない場合があり、頸部を後屈させてしまうと損傷を増強するリスクも…
そんな時には、頸部を保護しながら行う方法(下顎挙上法)があるので、知っておくと良いでしょう。
その2つの方法の違いを解説してくれているHPを、下で紹介します。
⇒ http://www.hitachinaka-tokai.or.jp/firefighting/firstaid/662/


僕は基本的に、頸部の左右を両前腕で頚椎カラーのように固定しながら、
指先で下顎部を押し上げるようにするやり方で、頸部保護と気道確保を同時にやる方法が好きです。
スポーツ現場ではいつ何時、こういったシーンに出くわすかわかりませんので、
基本的な事柄ではありますが、現場に出るドクターはしっかりと身に付けておく必要がありますね。


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手袋が勢力を拡大してきました [整形外科&スポーツ医科学]

以前より何度も繰り返してきた、スポーツ現場におけるメディカルスタッフと手袋のお話。
もう、Jリーグでも世界各国のリーグでも、サッカーの世界では当たり前のツールになっています。

⇒ http://corticalscrew.blog.so-net.ne.jp/2010-12-18
⇒ http://corticalscrew.blog.so-net.ne.jp/2014-04-07

サッカードクターの間では、フェイスガードや防護衣を最初に着るようになるのは、
どこのどいつだという笑い話?もあるくらいですが…
先日、微妙な判定が問題になったボクシング村田選手の世界戦でも、
こんなシーンが有りました。


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格闘技のレフェリーは比較的早くからグローブを付けていた印象がありますが、
セコンドも当たり前のように手袋をする時代になったんですね!
もちろん、相手選手のセコンドもグローブ着用でございます。


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格闘技は特に出血の機会が多いので…
他のスポーツに比べて出血に対する防御策の意識は、一歩先を進んでいる印象がありますね。
選手自身の感染症のチェックが義務付けられている種目や団体も多く、
試合直前の検査で感染症が判明し、試合中止になったりカードが変更になるケースもあると聞きます。
スポーツ選手における感染症の確認という業務も、今後標準化していくのではないでしょうか。


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今日からJOA [整形外科&スポーツ医科学]

今日は平日ですが…昨日の夜から仙台へ遊びに…いや、学会に来ています。
JOA(日本整形外科学会学術総会)という、日本で一番大きい整形外科の学会が開かれるのです。


本当は先週バルセロナは「カンプ・ノウスタジアム」で開かれた( ̄TT ̄)!!
サッカーの国際学会にレジストも航空券&ホテルの手配も済ませてたのですが…
諸事情により早急に単位を取る必要がありまして、
いろいろな分野の単位が集中的に取れるJOA参戦に変更してしまいました。
まぁ、ナニハトモアレ、仙台といえば牛タンですね。


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学生時代にはじめて食べて感動した、「喜助」さんの牛タンを20年ぶりくらいに食べました。
相変わらずの美味しさだったのですが、牛タン専門店が全国に広がったせいか?
少し感動は薄れてしまった気がします(笑)


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そして、夜はDAZNでザスパクサツ群馬の試合をチェック…
やっていることが、自宅にいるときとあまり変わらない夜でした。


こちらは、6ポイントマッチをきっちり勝ちきっての今季2勝目!!
ここから先は、上しか見るものがないという状況ですから、
とにかく上を目指して1戦1戦を全力で戦っていきたいですね。


ってわけで、朝8時からのセッションの前に参加受付をしなくちゃいけませんので…
早めにホテルを出ようと思いますφ(-_-;)


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パラアルペンスキー ナショナルチームサポート [整形外科&スポーツ医科学]

昨夏より、パラアルペンスキーナショナルチームのスタッフとして活動をすることになりました。
オフシーズンの体力測定、メディカルチェックから海外遠征にも帯同していくという、
年間を通した長い仕事になっております。


スキーだと健常者のNTにはチームドクターの帯同がない、という非常に寂しい状況にも関わらず、
障害者スポーツの世界ではスタッフに対する活動振興がかなり活発に行われており、
今回のミッションが実現することになりました。
管轄が厚生労働省から文部科学省に移管したというのも、
こういった活動振興が活発である一つの理由なのかもしれません。


昨年、障がい者スポーツ医の集中講義を受けた直後にジャパンパラ大会を見に行ったのですが、
(⇒記事はこちら)
八方尾根のレースコースで猪谷会長、大日方GM、選手たちからお誘いを受けて以来、
わずか3ヶ月弱という、自分でも驚くような展開の速さでこの仕事が現実に動き出しました。
冬季競技では五輪のようなイベントで、JOCが公式選手団に帯同ドクターを出す事はあるのですが、
なかなか種目別のチームで、いち競技団体が、一般の海外遠征にまで帯同ドクターを出すというのは、
非常に異例のことであり、前例も少ないように思います。
僕が知り得る限りでは、健常者のスピードスケートくらいでしょうか?



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アルペンスキーが好きでナショナルチームのDr.になりたいと思い、整形外科医になりました。

アルペンスキーで一番の問題がACL損傷だったので、専門を膝の靭帯再建にしようと決めました。

スキー競技と前十字靱帯、どちらも深く学んだ結果、多くのスキー選手と関わることになりました。

彼らの治療実績やクチコミがあったから、デフリンピック帯同のオファーがありました。

デフリンピックに帯同したから、障がい者スポーツ医の資格の必要性を感じました。

資格研修でチェアスキーの授業を契機に興味を持ったから、ジャパンパラ大会に足を運びました。

ジャパラの現場に足を運んだからこそ様々な出会いがあり、今回のオファーを頂きました。



…ってわけで、何年か前の苗場W杯のドクターをやったときのブログに書いた通り、
自分がやりたいものに対して、その時点でできることをやり続けた事が、
こういった結果に繋がったのかとも思います。
最初から先を見て、事前にプランニングする努力方法との対極ではありますし、
決して計画的なものではなかったので、合理性という点ではあまり薦められないのですが…
こういうのもアリじゃないかな?と、思います(笑)



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自分が選手をやってた時に憧れてた「JAPAN」のロゴを背負って、
医者として雪上の現場でサポート業務をできるということは、本当に嬉しいっすね!
SAJナショナルチームと背中のロゴが全く一緒というのも、お気に入りポイントですヾ(▽⌒*)




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女子アスリートに関する豆知識 [整形外科&スポーツ医科学]

先日、Yahoo!ニュースで面白い記事がありました。
女子選手に特有のコンディションの変化とケガ対策(1)
女子選手に特有のコンディションの変化とケガ対策(2)


女性特有の月経周期との問題や、骨格・軟部組織の問題などが書かれています。
医療者として、病院で接する際にはあまり意識することはないのですが、
チームに入ってコンディショニング管理に携わると、かなり気にしなくてはいけない要素ですね。


スポーツに携わる医療者に加え、現場の指導者の皆さんはもちろんのこと、
女性競技者自身にも読んで欲しい記事です。
この分野は体協や日整会のスポーツドクターの講義なんかでもそれ程時間は割かれておらず、
僕も臨床スポーツ医学会でたまにシンポジウムを聞く程度で、知らないことが多く…(^_^;)
今後、どんどん進歩していく分野ではないかと思います。



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Jリーガーのドーピング問題 [整形外科&スポーツ医科学]

先日、サンフレッチェ広島の選手が、メチルヘキサンアミンという興奮剤の検出を受け、
暫定競技資格停止処置を受けたというニュースがありました。
そして先日、その処分が解除されたという知らせが…
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/12/22/kiji/20161222s00002000262000c.html

一般的には、ドーピングという問題が非常に厳しく扱われるようになっており、
こういった違反だと、長期にわたる競技者資格停止処分が降されるというイメージがあると思います。
今回のニュースはそれに逆行しているイメージがありますが、どういった理由があるのでしょうか?


ひとまず、このニュースを読む時に理解しなくてはならないことが、
メチルヘキサンアミンは禁止薬物ではあるが、「特定物質」とされていること、です。
特定物質とは…
・医薬品として広く市販されているため不注意でドーピング規則違反を起こし易い薬物
・ドーピング物質としては比較的濫用されることの少ない薬物
と、世界ドーピング防止規程にて定義されており、特定物質を含むドーピング違反では、
「この種の特定物質の使用が競技力向上を目的としたものではないことを競技者が証明できる場合」
には、制裁処置が軽減されることがあります。


ニュースにもある通り(国内か海外かはわかりませんが)サプリメントによる摂取と思われます。
チームは製造元に確認をした上で内服をしていたようなので、
競技力向上を目的に隠れて使用していたようなケースではないと考えられます。
そういった事情が認められ、このような結果になったのではないでしょうか?
海外のメーカーはもとより、国内のメーカーでもこのあたりの管理が甘い事例は、たくさんあります。
そんなわけで、僕自身はアスリートからサプリメント服用の可否について意見を求められた場合、
国内製品ならJADAマーク、海外製品ならTSPやBSCGマークがついているもの以外は、
なかなかOKを出すことができません(^_^;)


まぁ、これらのマークを取るためのプロセスでかなりのお金や時間・手間がかかるので、
中小企業は色々と大変だったり、新規参入の障壁が高いという事情もあるらしく、
このシステムに関しては思うところもあるのですが…
色々なトラブルを避けるためには、これらのマークを判断基準とするしかない!
というのが現状ですね。



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自転車におけるスポーク外傷 [整形外科&スポーツ医科学]

最近、『スポーク外傷』が増加しているそうです。
自転車の後ろに乗っている人が、車輪のスポークに踵や足を巻き込まれるというこの外傷。
整形外科医には有名なケガですが、一般の方には馴染みのない言葉かもしれません…
詳細は、下記にある国民生活センターのHPを御覧ください。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160818_1.html


基本的に自転車の2人乗りが許されているのは6歳までですので、
当然受傷者の半分以上は6歳以下の幼児ということになります。
受傷機転から、創は大きくえぐれるような傷やフラップ状の傷になりがちであり、
各種薬剤や外固定、免荷といった色々な引き出しを使いながら治療するにも関わらず、
踵まわりの血流が比較的悪いことと相まって、創治癒に難渋することが多いです。


予防としては、やはり車輪をガードする各種器具(幼児用座席、ドレスガード)を使うことや、
子供を自転車後席に載せる際にはサンダルではなく、靴を履かせるというような、
皮膚の露出を避ける工夫なども必要です。
あとは、子供に乗車姿勢をしっかりと指導することなども当然重要になってきます


この外傷を周知し、しっかりと予防をしてほしいと思い、この記事を書きました。
医者としては、外来で泣きながら処置を受ける小さなお子さんに接するのはもちろんのこと、
申し訳なさそうに子供の治療を見ている親御さんを見るのも切ないことですので…(x_x;)


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キャダバートレーニングの内容 [整形外科&スポーツ医科学]

今回のトレーニングでは、受講生が一通りの手術はできるレベルの先生でしたので、
僕自身も勉強になるような、様々な手術を行うことが出来ました。

【1日目】
・ACL再建(QTB:骨付き大腿四頭筋腱)
・PCL再建(ハムストリング 2ルート)
・LCL/膝窩筋腱再建(屍体豚アキレス腱)
・内側半月板後角アンカリング
・外側半月板各種縫合および針先の出口確認(In-out/All inside/Out-in)
・解剖
【2日目】
・ACL再建(ハムストリング All-inside reconstruction)
・PCL再建(BTB All-inside)
・後外側支持機構再建(屍体豚アキレス腱 Modified Larsen法)
・MCL再建(Augmentation+人工靭帯によるInternal brace)
・MPFL再建(屍体豚アキレス腱)
・外側半月板各種縫合
・解剖

これだけの手術を、コンセプトや注意点、ピットフォールなどを伝えつつ、
AM/PM各3時間で行ったので…かなり忙しかったし、心の底から疲れました。
正直、トレーニング後はホテルから外に出る気にもなれず、ぐったりという2日間。


メーカー主催のトレーニングに行くたびに思うことですが、
手術器具の進化やモディファイが凄く進んでいるな、というのを強く感じますね。
特に整形外科領域は器具に対する知識の有無で、手術の質や精度、所要時間が大きく変わります。
PCL/PLC用器具や、”Internal brace”という概念のもとに開発された人工靭帯+スクリューなど、
今後使ってみたい器具が目白押しでした。
今回はArthrex JAPANのご協力によりチャンスを頂いたのですが、
必要な器具については新規導入を行い、患者さんに還元していきたいな、と思います。
ある意味、企業戦略にはめられているとも言う(笑)


Hawaiiを満喫する時間は全くありませんでしたが…次回はプライベートで訪れたいものです。


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久々のJISS(国立スポーツ科学センター) [整形外科&スポーツ医科学]

今日は、ちょっと仕事で西が丘にあるJISSへ。
ついつい僕らもJISS、ジスって言って、正式名称をあんまり呼ばないのですが、
正式名称は「国立スポーツ科学センター」(Japan Institute of Sports Sciences)
と、言います。
ちなみに、今朝は地震で大宮から赤羽の移動が大変なことになってました。


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今日は、今季から新たに加わる仕事の一環(内容はまだショナイっす)で行ってきたのですが、
陸上競技実験棟には、今回初めて入ったのですが。。。
動作解析のためのカメラがそこここにあったり、100m?のレーンが確保されてたり、
なかなか圧巻でした!Σ(・□・)


そして、JISSに行くたびに気になる、このビジターネームカード。

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うーん。
「一般中年男性」
なんですけど(笑)



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