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「フリーランサー」と「フリーター」の違い [病院&医者の話]

最近、「フリーランス医師」が増えています。
僕自身もフリーランス生活を初めて2年になりますが、
いわゆるアルバイトで生計を立てる、
「フリーター」
と、どう違うのかを考えてみました。




フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書)

フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書)

  • 作者: 筒井 冨美
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/01/17
  • メディア: 新書





こちらの本では、
フリーター医師⇒医師免許があれば誰でもできる仕事を扱う
フリーランス医師⇒専門医としてのスキルを売る
という定義をしています。
僕自身も当然?後者として生活していますし、
両者には仕事単価において、1.5〜2倍の差があります。



ただ、フリーランサーとしての医者の価値というのは、
決して専門的なスキルや技術に限定されるものではないと思います。
整形外科で言えば、

・外傷外科としてのスキルに加えて、人工関節や脊椎もそこそこできる
・関節リウマチの生物学的製剤分野に長けており、合併症についてもある程度対応可能
・どの分野でもオールマイティに対応可能であり、若手にも広く(そこそこ)深い指導ができる
・とにかく集客力や売上力が高い

といった、
『一般的な医師より傑出した能力を持つ』
医師というのは、フリーランサーとしての資質を十分有していると思います。


医師免許さえあれば誰でもできるという仕事は、
医師求人サイトの増加や医局に属さない医師の増加により、
ますます競争が激しく、買い叩かれていく仕事になる可能性があります。
一芸に秀でた医師になることが、経済的&行動的な自由に繋がるのではないでしょうか。






お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)

  • 作者: 大河内 薫
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2018/11/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




フリーランスという働き方を検討している人…
おすすめの一冊です!




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ハズキルーペ [病院&医者の話]

先日、出張先の手術室スタッフが、
「ハズキルーペ」
を購入したという話を聞きました。
ちょっと旬は過ぎた感じですけど、ね…





僕自身はレーシックをしてから視力は1.5をキープしており、
遠視の症状も全く出ていないので、手術の視野にはあまり困っていないのですが…
先日手の手術をする際に、ルーペの代わりとして1.32倍のやつを使ってみました。


手術用ルーペに比べ拡大率では劣りますが、
6-0&7-0ナイロンによる縫合くらいなら、全然問題なく使えましたね。
視野の広さや軽さ的には、むしろ優れているくらいの感じでしたよ。
それに、安さはかなり魅力ですよね。
ルーペを使用する頻度がかなり少ない人であれば、代替商品になりえるかも、です。


手術室のNs.が菊川怜のマネをして、ハズキルーペの上に座って遊んでいたのは…
非常に微笑ましかったです。
あ、決して強制したわけではないですよ…お約束ってことで( ̄▽ ̄;)








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自分で応急処置ーZipStitchー [病院&医者の話]

アウトドアやレジャー先でうっかり深めの切り傷を作ってしまった…
そんな時に自分で処置ができる、凄い?商品がありました。
⇒ ZipStitch
使用説明動画はこちら↓。







これは、素人でも使えそうなアイテム!
しっかりと創部を洗浄して、汚染を取り除くという、
適切な初期治療をしっかりと行ったうえでこの処置をすれば、
登山中など、即時に医療機関を受診できないようなシーンでは、
十分な応急処置となってくれるでしょう。



とはいえ、十分な初期対応がなされず創部が閉鎖されたり、
処置後に医療機関の受診や経過観察がなされなかった場合には、
感染を併発してしまうリスクもありそうですね。
国内認可には、そのあたりの周知や指導も一つのポイントとなりそうです。






いざというときに役立つ マンガでわかる救急・救命処置: パワーアップ版

いざというときに役立つ マンガでわかる救急・救命処置: パワーアップ版

  • 作者: 安間 文彦
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2012/10/22
  • メディア: 単行本





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頚椎症性神経根症は結構痛い [病院&医者の話]

ちょうど1週間前のこと、朝起きたら右肩から上腕にかけての鈍痛が。
肩をいくら動かしても痛くないのですが、首を傾げたり後屈させると疼痛がUpします。
手指の巧緻運動や上肢の筋力には問題がなく、血流にも異常は見られません。
そして、その疼痛領域はC5神経根支配領域に限局…


ってわけで、頚椎症性神経根症かな?と自己診断。
早速外来を受診して、ロキソニンを出してもらいました。
とりあえずロキソニンはそこそこ効いており、現在の痛みはVAS10⇒3程度です。


この疾患は、結構痛いんですよね。
また、疼痛の改善には時間がかかり、天候や気圧により増悪することも多いです。
「いわゆる神経痛の中では結構頑固な方なんで、治癒には時間を要することが多いですよ」
と、患者さんにもよく話すのですが、まさにそのとおりだとよく自覚できました。


あと、意外だったのはジムワークやエアロバイクなどでは全然痛みが出るということはないのに、
お酒を飲んで血流が良くなると?痛みが出やすくなるということ。
患者さんにお話するネタが一つ増えました(笑)
さて、このまま順調に改善していくのか?
それとも、リリカやトラムセット、サインバルタといったお薬のお世話になるのか??
気になる所です。






疼痛コントロールのABC (日本医師会生涯教育シリーズ)

疼痛コントロールのABC (日本医師会生涯教育シリーズ)

  • 作者: 花岡 一雄
  • 出版社/メーカー: 日本医師会
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本






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医師の残業がほぼ青天井に!? [病院&医者の話]

2024年からスタート予定の医師残業時間のコントロールの件ですが、
先日、厚生労働省案?が報道されてました。
https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/09/overtime-work0110_a_23638734/


一般勤務医の残業上限が年間960時間であるのに対し、
『地域医療への影響が懸念され、救急・在宅医療など緊急性の高い医療に対応する全国の施設に勤務し、業務がやむなく長時間にわたる医師』
については、年間2000時間を目処に残業を認めるとのことです。

一般勤務医の960時間でも(月3回の当直として、それ以外に)1日3時間の残業という見込みなのに、
2000時間という数字になると、月に6回当直をしたとしても、
それ以外に毎週23〜24時間程度の残業をする?という試算になります。
この数字は、なかなかのものですよ…⊂`Д´)つ=3


こういう数字が実際に運用されていくとするならば、救急や在宅の分野や地方中枢医療機関には、
ますます医者が集まらなくなる可能性すらありますね。
また、その時間外労働にちゃんと割増の給与が出せるだけの財源はあるのでしょうか?
それ以前に、労働者側の医者にとっては命の危機ですらあるかもしれません。
「時間外労働の上限規制」を作成する目的とは、全く逆の方向を向いています。


おそらく、医療者側からはかなり激しい反発の声が上がると予想されます。
医師もいち日本国民であることを鑑みると、そもそも憲法違反とも言えるこの厚生省案。
さて、強制労働省、いや、厚生労働省はどのような決定を降すのでしょうか。





はたらく細胞BLACK(1) (モーニング KC)

はたらく細胞BLACK(1) (モーニング KC)

  • 作者: 初嘉屋 一生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/07/09
  • メディア: コミック



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医師キャリアにおける金と時の重要性 [病院&医者の話]

英語ペラペラ道場でおなじみの杉本先生が、
新たにサイトを立ち上げました!
「いまだ金と時間を持たざる医師たちへ」


僕はこの概念を意識し始めたのが、ここ2〜3年の事ですが、
Dr.が若い頃から知っておくべき概念の一つだと思います。
医療を突き詰めることと、金や時間を作るということは、
僕の中では(正直な所)相反する部分が多いのですが…
10年目を過ぎたらキャリア形成を意識しつつ、
お金や時間を作ることにも興味を持つべきです。


是非、ご一読ください!




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医療安全について考えさせられた [病院&医者の話]

先月、日本整形外科学会スポーツ医学会@徳島に参加しました。
韓国整形スポーツ医学会との共催?だったのですが、
台風に伴う関空のトラブルで外国人が来日することができず、
かなりの欠演が出てしまったというのがすごく残念でしたが…
弘前大の石橋先生による医療安全に対する教育研修公演が、
すごい切れ味で非常に心に残りました。
数年前のJOSKASで、当時大阪労災病院の堀部先生が行った医療安全講演以来の衝撃でしたね。


ご自身のトラブルケースの供覧はもちろんのこと、
WHO患者安全カリキュラムの紹介も含め、
基礎から実践まで幅広く網羅して頂きました。
リスクオフのために、専門性の追求やテクニカルスキルの追求は必須だが、
自己管理や社会性といったNon-technical skills(NTS)がより重要であり、
WHOのカリキュラムにはNTSの記載がほとんどであるそうです!
NTSの詳細はこちらを⇒ https://resilient-medical.com/medical-safety/non-technical-skills

ってわけで、良い医療従事者とは…
・高い診断能力と技術
・それにプラスして(人間性など)が優れていること
ということになりますね。
医療安全に気が向く際には、各論に注目しがちなのですが…
人間としてのベースが、最も大切だということを教えて頂きました。


その一方、症例供覧では細かいTIPSを紹介してくださったり。
・関節鏡は低侵襲だが、低リスクではないこと
・新たな手技・機械の出現は、新たな合併症を生じること
など、当たり前ながら日常で流してしまっていることなど、
幾つかの気づきを頂きました。
また、こんな厳しいお言葉まで…(#+_+)


「普段いくら良い医療、優れた医療をしていても、医療ミスの責任が緩和されるわけではない」
「ゴールド免許を更新し続けても、一度の赤信号無視で死亡事故を起こしたら厳しい裁きを受ける」


質の良い医療を積み重ねているという自信があっただけに、
自分の中で、万が一ミスを起こしても救われるんじゃないかな?
という甘えがあったのも事実です。
その甘えは捨て去らなくてはいけませんね!


当たり前のことではありますが…
改めて気を引き締めたいと思います。



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群馬県防災ヘリ墜落事故に思うこと [病院&医者の話]

個人情報、特にプライベートなことをブログで書くことは、
極力控えているのですが…今日は特別に。


先日群馬で起きた防災ヘリ墜落事故。
そのヘリに古くからの友人が搭乗しておりました。
医療の現場だけでなく、スキーの現場でも、
共に通ずる目標を持って、互いに励まし合っていた男です。
貴重な命がこのような形で失われてた事が、残念でなりません。


⇒ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180812-00000067-asahi-soci


最初の出会いは、群馬県西部地区にある小さな赤十字病院でした。
彼は新人救急隊員、僕は若手の医師という立ち位置。
彼はあっという間に、救命救急士、レスキュー、県防災ヘリ担当と、
どんどんステップアップしていきました。


また、スキーで国体県代表に関わるようになってからは、
代表選手である彼を、僕はチームドクターとしてサポートしていました。
スタートエリアで、Warm-upの相手をしたこともあったっけ。
スキーのジュニア指導にもその繋がりは広がっていき、
外傷発生時に連携をとったり、障害予防の取り組みをしたりと、
お互いに刺激を与えられる関係でした。


5月に、
"腰痛がひどいんで、何とかしてくれ〜”
というメールが来たので診察を組み、MRIを撮像した所、
それなりの腰椎椎間板ヘルニアがあったので、
「一番の治療は休むことだから、休職診断書を書こうか?」
と、冗談半分で声をかけたら、
「俺が医者の言う事を聞かない、って良く知ってるでしょ?」
と、笑いながら話したのが、最後の会話になってしまいました。


その人間性から、周囲にいる皆から愛されていた男。
そんな素晴らしい男が不幸な事故に遭ってしまったというのが、
とにかく悔しく、本当に悲しいとしか表現できません。
通夜や告別式には出られませんが…
近く時間を作って、彼に会いに行きたいものです。


あと、繰り返す防災ヘリの事件を見て、
ドクターヘリというのも危険を伴う仕事だな、と感じました。
(運行状況が異なるので、危険度は低いかもしれませんが…)
華やかな仕事である一方、そのリスクを改めて感じさせられますね。



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医者も襲われる危険があります [病院&医者の話]

先日、名古屋にある大学病院の救急外来で、
泥酔した患者に医師が襲われた事件がありました。
この類の事件、実はしょっちゅう起きています…
自分が勤務している県内に限っても、年に一度くらいは新聞沙汰になりますね。
「精神疾患を有する患者」
「治療や診断の結果に恨みを持つ患者」
などが、こういった死傷事件を起こす事が多いのですが、
後者は自分の努力でどうにか防衛できる部分があるものの、前者はどうにもならないですよね。


僕が研修医になる直前にも、近隣の病院で医師が殺されてしまった事件がありました。
診察室に入ってくるやいなや、医師を刃物で刺したという状況だったそうです。
研修医のレクチャーで先輩から、
「診察室に『武器』となるものを置いといた方がいいよ」
という内容のことを言われたことはありましたが、
ここ数年は、すっかり忘れていました!


今、診察室に常時あるものとすれば
・角度計
・ノートPC
・厚みのあるハードカバーの教科書
くらいでしょうか。
ちょっと太刀打ちするのは難しそうですよね…
事務所や救急外来だったら、刺股くらいは置いてありますが(^_^;)


ちなみに、昔は医者も外来診察室でタバコを吸いながら診察するような環境だったらしく、
大抵こんなものが診察机に置いてあったそうです。

A306_Z1.jpg

結構重くて大きいやーつ。
火サスなら「鈍器」として扱われてもおかしくないクラス。
その先輩も、患者さんに掴みかかられた経験があるらしく、
灰皿で一撃を食らわしたとか…


ここまでの攻撃力はなくとも、自分を守ってくれる「何か」は常備しておきたいものです。


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ネタ系ドラマにマジレス? [病院&医者の話]

先日、こんなニュースを読みました。
「医療ドラマ『ブラックペアン』に学会が抗議」
治験コーディネーターが患者さんに高額の負担軽減費を渡したり、
医師をめっちゃ手厚く接待しているというのが、
実際の職種とかけ離れているといるとして、
日本臨床薬理学会がTBSに猛然と抗議をした、という話。


この話を見ていて思うのは…
もともと実際の医療からかけ離れているネタ系のドラマに、
リアルさを求めてもしょうがないでしょう、ということ。
『ER』や『救命病棟24時』みたいなリアル系のドラマならまだしも、ね。



だいたい、僕が高校生の頃に『振り返れば奴がいる』とか見てましたけど、
だからといって織田裕二の演じる司馬先生に対して、
「医者を侮辱している」「本当はあんな人ばっかりじゃないです」
なんていう騒ぎになりましたかね?
普通の常識をもつ人なら、まず誤解はしないでしょうね。
バラエティの暴力描写を責めるのと同じくらい、
どうでもいい感じがします。


『ドクターX』の大門未知子みたいに、
フリーで気まぐれ&不定休で働くという立場のくせに、上の言うことは聞かず、
オペだけはして外来、当直、救急外来といった地味な仕事は一切せず、
それでいて超高額の日給やインセンティブを払うなんて言うのはまずないですし、
『ナースのお仕事』の朝倉のように、
年がら年中バタバタしていて病棟を引っ掻き回した上に、
季節に一回は配膳車や点滴をひっくり返すような粗忽者もまずいません。
(更にはあんなキレイでスタイルの良い女医さんや看護師さん…以下略)
そして当然、そういう描写に対する騒ぎってのはなかった気がします。


確かに医者を悪く描写されたり、トンデモ系の医療ドラマを見ると、
それに対して苦笑することはありますが…
このようなケースが増えると製作者はやりづらくなりそう。
この抗議からは何も産まれないような気がします。


そもそもリアル系の評価が高いドラマだって、
「江口、その状況でそんなことをやっちゃうんだ〜」
「山Pは研修医なのに、何の相談もなしにそれをやっちゃうのね」
とかっていうツッコミもちょいちょいありますし、
そういう微妙なシーンが出てくるたびに、
【実際の医療現場では複数医師によるディスカッションが行われております】
【本来は指導医の監視や指導医への上申のもと、このような手技を行います】
的なテロップを出さなければいけなくなってしまいます。


ってわけで、最終的な私個人としての感情としては、
医療監修の先生がとばっちりで大変だろうなぁ…
と、思ってドラマのHPを見たのですが、
監修の先生、所属や経歴をバリバリ出して、
しかも自分の医療解説コーナーまで持ってるじゃん!
露出する気マンマンって感じなんで…
ちょっと同情できない気持ちになりましたf^_^;
この程度の騒ぎでこの先生が悪く言われることはないでしょうが、
医療監修というのも、意外とリスクを持つ仕事なんですね。
米倉涼子、観月ありさ、綾瀬はるかや戸田恵梨香に会えるからといって、
ノリでホイホイ引き受けられるような仕事ではなさそうです(笑)



まぁ、ガッキーだったら絶対受けますけど( ̄ー ̄)/C□



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